商店街の想い出など

今は昔と言うのだろう。

私が小さく毎日が童話の金の時代のこと。

土曜日は半ドンとよび、小学校が午前中で終わると、午後は休み、次の日は日曜日。

この解放感は今の私には決して味わうことのない天窓が開け放たれたような気分だ。

私は近所の悪ガキと小銭を握りしめ、商店街に向かう。

人が多いのだが、そんなことはおかまいなし。

お菓子が回る回転台の前でお菓子を見つめる。

色鮮やかなお菓子。美味しいだろうお菓子。

しかしなぜかそのお菓子を選べない。

いつまでも眺めている。ただそれだけだがそれでいい気分だ。

店員さんはまた来たか、と目線を送るがおかまいなし。

どれにしようではない。

そこにいたい。

それだけで満足なのだ。

こんな気分は今はない。

そこにいるだけでいいのだ。

商店街にはそんな魅力がある。

前にも進めない、後にも引けない。

その場にいて満足なのだ。

漱石の門の主人公と同じだったのか。

などとふと無理に思い出すのだ。

                                     門

商店街

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